心の強さは関係ない

うつ病は『心の弱い人がなる』ものではない

うつ病になった人を見ると『心が弱いからなったんだろうな』と思ってしまう方もいます。
実際、今から40-50年前くらいまではうつ病を始めとした心、脳の病については理解がありませんでした。
精神病にかかった人は差別されても仕方がないという風潮もあったようです。現代よりも精神科に対する敷居も高かったのが事実です。

うつ病は誰でもかかる可能性がある病気です。
うつ病の方は脳内の物質や脳波がうつ病ではない人とは違います。
このような研究からうつ病は脳の病気であるという考え方をする方も増えてきています。

脳の状態をコントロールするのは心の強さではありません。
それ故に心の強さ、弱さとうつ病には明確な関連性があるとは言えないことがわかります。
医師の体験談などを見ていると心が強いと言われるような人ほどうつ病にかかると重症化しやすい傾向があるようです。
心が強いだけに脳の異常を精神力で乗り切ろうとしてしまう場合が多いからです。
心が強くても弱くても、うつ病になる可能性はあります。

可能性が高い人としてはやはり憂慮しやすいタイプの人などが挙げられますがそれを以てして心が弱いと決めつけることは出来ません。
憂慮しやすいということはある点では慎重に判断して最悪の事態を避けるなどプラスに働くこともあるからです。

また、うつ病になってしまった人を心が弱いと責めるのは避けておいた方が良いでしょう。
患者本人は自分に自信を無くした状態で、生きる気力がない場合もあります。
そこにとどめを刺すようなことをするのはおすすめしません。

その他

「きっかけ」「ストレス」「性格」、あるいは「遺伝的な素因」のうち、ひとつだけでうつ病を発症するわけではありません。患者がそれまでに経験してきたいろいろな誘因が積み重なり、絡み合った結果として、うつ病になるということなのです。なお、うつ病は遺伝する病気ではないかと心配する人がいます。確かに、ひとつの家族、あるいはひとつの家系にうつ病の患者が二人以上いる例があります。
しかし、うつ病は断定できるような遺伝性の疾患ではありません。
同じ家族に複数のうつ病患者があらわれることについては、家族であれば素質とか体質、性格が似ているものですし、また生活環境や食生活もほとんど同じようなものですから、そうしたことが影響するのではないかといわれています。ただ、こうした家族は、ほかの家族とくらべてうつ病にかかる可能性が高いといわれ、注意が必要です。


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