【体験談】うつ病の私を静かに支えてくれた夫

大学卒業後、念願だった教師になり結婚してからもずっとフルタイムで働いていました。職業柄うつ病で休職する人は珍しくありませんでしたが、まさか自分がなるとは思いもしませんでした。小さなストレスの積み重ねが、あのように苦しいうつ病を引き起こすとは、元気になった今でも心底恐ろしく感じてしまうのです。転勤により、新しく出会ったある男子生徒とうまく関係を築けなかったのが発端でした。
ある日を境に全く眠れなくなり、朝、玄関から出られなくなりました。その後あっという間に周囲の景色から色が消え、灰色の世界になりました。1分1秒が途方もなく長く感じられ、ただ涙が流れるのです。笑顔の人を見ると不思議で、羨ましくて仕方ありませんでした。そんな私を支えたのは夫です。仕事から戻ると、一緒にストレッチをしたり、海や山へ誘ってくれたり、症状が酷く外出できない日はただ黙ってそばにいてくれました。幸い、半年ほどの治療で治癒し、職場復帰、その後出産、育児を経て現在に至ります。うつ病の克服には、夫のようにゆっくり静かに支えてくれる家族の力が不可欠なのです。


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