【体験談】娘が鬱になった時、私たち家族は

ある日、娘が頭が痛くて起きれないといった。その日は何とか少し良くなったと言って昼前にランドセルを背負って登校していった。
またしばらくしたある日、娘が今度はお腹が痛いとうったえてきた。「どこら辺が痛いの」と聞くと、みぞおちよりも少し下、ちょうど胃のあたりを指して、痛いと言う。
それから、学校へは行けたり行けなかったりの日々が続くようになった。これだけならばただの不登校かとも思ったのだが、そのころから、娘の食欲は著しく衰え、家族の前ですら笑顔も減り、よく布団にくるまって泣いているようなことが多くなった。まるで鬱病である。
家族は心配したが、こんな幼い子供が鬱病になるものだろうか、という疑問が、やはり神経科へあしを運ぶ気持ちを鈍らせていた。
娘はそのまま中学生になった。相変わらず笑うこともなく、無気力で、食欲も落ちたまま戻らない。その頃ようやく通い続けていた近所の小児科医院に、近くの小児精神医療を診ているという大学病院を紹介された。そこまでは遠く、娘も最初は遠出ということもあり嫌そうではあったが、家族三人で車に乗って行くだけだからと、とりあえず受診してみることとなった。
診断でくだされた病名は小児鬱だった。いまの子供には珍しくないらしい。

娘は20才を超えた今も鬱病で苦しんでいる。原因はいまだ見つけられずにいる。一日も早く、心安らかに過ごせる日々が訪れればと、ただそれだけを願う日々だ。


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