夫が鬱病にかかったとき、妻はどう接するべきか

一家を支える夫が鬱病にかかり、悩んでいる家族は多いはずだ。特に妻は、どう接してどう支えていくべきか常に悩んでいるだろう。
非常に難しい病気である鬱病は、「心の風邪」と表現されたり、「怠け病」という誤解と偏見もあるために、軽視されることも多い。しかしれっきとした「病気」であり、決して本人は怠けているわけでも逃げているわけでもない。ひたむきに生き、責任感の強い真面目な人でさえも罹ってしまう。しかしそういった人ほど、鬱病になってしまった自分を責める。休職せざるを得なくなり、職場に迷惑をかけていると自責の念でがんじがらめになる。そんなときに「頑張って治して、早く復職しようね。応援してるわ」などと励ましでもすれば、それは逆に苦痛以外の何者でもないのだ。
では、妻は夫をどう励ませばいいのか。今では当たり前として浸透しているように、「頑張れ」という言葉は言ってはならない。「早く」「復職」という言葉で急かすのはもってのほかだ。妻にできることは、現状を全て受け止めることである。妻のため、家族のために日々の仕事に励んでいた夫だからこそ、今は休息が必要なのだと言い聞かせるほうがいい。だから安心して休んでいいのだ、と。休職によって、失業を恐れることもあるだろう。しかし無理をして仕事を続けることは、命を削りかねない。何より大切なのは、夫の命だ。それを常に念頭においておく必要があるだろう。鬱病の治療というものは、家族の理解があってこそだ。
理解のある家族のもと、安心して休息と治療に励める環境作りが何よりも求められている。


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