新型うつ

リーマンショック以降、20代の若手社員に増えているのが、「新型うつ」や「現代型うつ」などと呼ばれる、一般的なうつとは異なるタイプの症状です。

新型の特徴としては、自分自身を責める従来型と違って、周りの環境や他人のせいにする「他罰的」な傾向が強いと言われています。
また、勤務中だけうつ状態に陥り、仕事を離れれば普通の生活に戻ることから、「5時までうつ」などさまざまな名称で呼ばれています。新型うつ病は現在はっきりと定義されておらず、便宜上この名前を使われているに過ぎません。

新型うつ病は大うつ病性障害の症状や特徴とは異なる面があり、別に分類されている「ディスチミア親和型うつ病」、「非定型うつ病」等が該当するのではないかと言われています。

新型うつ病の典型的なケースとして、仕事での挫折やストレスがきっかけとなり抑うつ状態となり、仕事となるとうつ病と同等の症状が出るが、好きな事をしている時にはそれらの症状は出ません。
また、自発的に精神科や心療内科を訪れ診断書を書いてもらい休職し、休職中は趣味や旅行などを楽しみ、復職となるとうつ病と同等の症状が現れると言ったケースもあります。

新型うつ病は、自分勝手で人格的に未熟な者、或いはそのようなタイプの人がかかる病気だ、と新たな偏見を持たれる可能性があります。
また、社会生活において周囲が対応に困る存在になっている場合もあり、さらに偏見を助長する恐れもあります。

現時点では、診断マニュアル「DSM」の定義と照らし合わせた結果、便宜上そう呼んでいるだけで、「新型うつ病」と言う病気はありません。


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