産後・育児に関するうつ

産後うつ


産後、何となく体調が悪いと感じていたら実はうつ病だったという経験を持っている方も少なくはありません。
産後うつは出産後の女性の1割から2割がかかるとの報告もあります。産後うつは体にも症状が出ます。
うつ病というと一般的には精神的な症状がみられるものと思われがちですが産後うつも含めて様々な年代、性別のうつ病において身体的な症状が見られることがわかっています。出てくる体の症状ですが、代表的なものは頭痛や肩こりです。普段体験しているよりも重い頭痛や肩こりに悩まされる方が多いようです。

また、全身から力が抜けるようなだるさを覚える方もいます。
しっかり休んだつもりでも体が重い感じがする、動くのがとても億劫というのは産うつによくある症状です。
その他には食欲に症状が出るという方もいます。
食べなければいけないのに食べられない、食べても吐いてしまうなどの症状が続いている場合には産後うつになっている可能性が高いです。
頭痛、肩こり、だるさ、吐き気など一見すると風邪や単なる不調と思われがちな症状が産後うつの体の症状として現れることがあります。

産後うつとは言っても実際に大事になることは少ないと考えている方もいるかもしれません。
産後は誰でもストレスを感じるし、それが子供や家族に影響することはないという考えを持っている方もいます。
ですが産後うつは時として重大な事件を引き起こす引き金になってしまうこともあります。

それが幼児虐待です。
産後うつの状態を治療せずに放っておくと子供に対する恨みの念、憎しみが出てくるというお母さんは少なくありません。
子供を産んだからこんな状態になったんだ、子供さえいなければ私は健康だったのにといったような気持になってしまいます。
赤ちゃんは誰でも泣きますし、トイレもまだひとりでは出来ません。お母さんやお父さんがいないと生きていけない存在です。

それをわかっていても産後うつの状態では赤ちゃんを疎ましく思ってしまうという方が多いです。
自分は子育てが出来ない、誰も自分を助けてくれないといったような孤独感や不安感から、そしてホルモンバランスの乱れも手伝って起こった産後うつによって虐待事件が引き起こされるという可能性もあります。

ニュースなどで見ている虐待事件が我が家にも起こる可能性は十分にあり得るということです。
産後うつによって極度のストレスを抱え、判断力を失ってしまったことにより赤ちゃんを放置したという例もありますし、赤ちゃんを閉じ込めたという例もあります。

男性の育児うつ

数は女性に比べると少ないですが男性でも妻の出産後に育児でうつになることがあります。
産後うつの原因となるのはホルモンバランスや子育てのストレスなどです。男性の場合は子供が生まれたことによってホルモンバランスが変わることはありません。ですが子育てのストレスを感じるという意味では男女にかかわりなくうつ病の引き金となる可能性はあります。

身体的症状も出ますが精神的症状の方が感じやすいという場合が多いようです。女性の産後うつと似たような形で子育てに対するプレッシャー、子供を上手く扱えるかという不安感からうつの症状が出てきます。また、妻の産後うつを支えているうちに自分も疲れてきてうつになったという男性もいます。子育てをしていく中で子供をうっとうしく感じてきた、可愛いはずの子供なのに恨めしいといったような感情が生まれる前にしっかり治療を行いましょう。男性の育児うつは心療内科や精神科などで治療を受けることが可能で、薬物治療とカウンセリングが中心です。
男性の育児うつの症状は疲れ、肩や頭が重い、未来に希望が持てない、何も考えられないなどです。
場合によっては子供や妻のことがうっとうしく感じる、憎しみが生まれるということもあります。
治療には早いうちに踏み切った方が良いです。
よく眠れない、会社での仕事に集中できない、食欲があまりないなどの症状が10日以上続いている場合は心療内科や精神科を受診することをお勧めします。


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