思考面


「思考面」ではものごとを悪いほうへ考えてしまう、いわゆるマイナス思考に陥ったり、考え方に柔軟性がなくなり、ひとつの考えにとらわれがちになったり、ちょっとした体の不調を何か重大な病気と思いこみ、くよくよしたりします。
ものごとを悪いほうへと考えてしまう、いわゆるマイナス思考になってしまうのです。

マイナス思考をする人は、自分自身への評価も低く、「自分はだめな人間だ」と思い込みます。
その結果、仕事や人間関係で何か問題が起こったときには、「原因はすべて自分の責任がある」と考えます。
「自分のせいで…」というように自分を責める考え方になるのも、うつ病の人の特徴といわれています。

老人のうつと喪失感


老人のうつの引き金のひとつとなっているのが喪失感であると言われることもあります。

喪失感とは何かを失くしたときの感覚で、最も顕著なものは生き物の死によって体験する喪失感です。
昨日まで元気だった人がいきなり亡くなってしまったとなるとその人との付き合いが深ければ深いほど虚脱感、寂しさも強くなります。
言葉通り『心にぽっかりと穴が開いてしまった』ようになるという方も少なくはありません。

老人の場合には高齢者特有の経済的な不安、病気から来る恐怖、社会から外れたという孤独などを感じやすいと言われます。不安や恐怖、孤独が喪失感につながることも考えられると言えるでしょう。
周囲の人間にとっては少し内向的になったくらいと感じる程度かもしれませんがその奥に深い寂しさ、憂鬱などが潜んでいる可能性もあります。
孤独や不安、喪失などのネガティブな感情はうつを引き起こす引き金になります。

老人のうつに多い被害妄想

老人のうつ以外にも被害妄想は見られますが、老人の場合は特に被害妄想になる場合が多いです。うつは基本的に自責の念が強い病気です。自分が悪い、自分のせいだと考えてしまう方がうつ病の方の大半を占めています。
ですが必ずしも自責の念だけがうつ病の症状とは限りません。元々の性格などにもよりますが自責の念よりも被害妄想が出てくる場合もあります。

老人のうつにも被害妄想は見られます。具体的には親族にお金を取られた、自分だけが周りから差別されて嫌われている、周りの人間が自分の邪魔をしてくるなど周囲の人間関係に関する被害妄想が多様に出てくるようです。
家族がうつを疑って病院に連れて行こうとしても『家族が私を邪魔に思って病院に入れようとしている』といったような被害妄想が出てくる場合も考えられます。

老人に被害妄想が出て来たら老人性うつ、そして認知症の疑いがあります。どちらの病気かということは素人目には判断が非常に難しいので専門医を訪ねて適切な治療を受けることが必要です。
急に攻撃的になった、わけのわからない理由で怒り出したなど客観的に見ておかしな状況が続いているのであれば一度病院へ連れて行った方がよいでしょう。


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