うつ治療の基本

セロトニンを増やすことだけがうつを治すことではない

うつ病関連での注目を浴びているもののひとつがセロトニンです。
セロトニンの働きが悪くなることでうつ病が引き起こされるということが分かったからです。
セロトニン不足やセロトニン欠乏を防ぐことがうつ病予防にもなります。

そのため、セロトニンを増やすための様々な方法がメディアで紹介されたりということもあります。
例えば、日を浴びることや豚肉などを摂取することがセロトニン不足の体には良いとされています。
適度な運動もセロトニンを増やす効果があります。

ではうつ病の治療は基本的にセロトニンを増やすための行動だけでいいのかというとそうではありません。
セロトニンを増やすだけではうつ病の根本的な解決にはならない場合も多いです。

例えば本人の認知が問題になっている場合や環境が問題になっている場合にはセロトニンを増やすよりも認知や環境を根本的に買えた方が効果が高いといえるでしょう。
セロトニン不足を解消するのは良いことですが、総合的な解決、再発を防ぐための解決を考える必要もあります。

頑張らないことがうつにとっての治療法?

うつ病の治療の基本は『頑張らないこと』にあると言われています。
ですが頑張らないことはうつ病の治療の中の一部でしかないということも覚えておきましょう。

うつ病の治療で絶対に頑張ってはいけないのが急性期です。
急性期は最も具合が悪い時で頑張れといくら言われても頑張れないどころかそもそも聞こえもしないくらい具合が悪い場合がほとんどです。この急性期に無理に頑張る必要はありませんし、周囲の人間も急性期から持続療法が必要な時期にはあまり患者を頑張らせるのはお勧めしません。

一方で頑張った方がよい時期というのは維持療法をしているときや薬物投与の終了期です。
この時期になると必然的に社会復帰という言葉が患者も周囲の人間も頭をよぎります。このようなときには少し頑張って外に出た方がよいこともあります。ただし、様子を見ながらということが基本となるのはいつも同じです。

外出するにしても最初は近場から、徐々に遠くまでといったように調節していきましょう。
出かける時間に関してもいきなり朝から晩まで出かけては体力が持ちませんし、次の日に響いてしまう可能性も高いです。
午前中だけ、午後だけといったように出来るだけ昼夜逆転を避けながら行動パターンを作っていきましょう。

食事も含めたバランスの重要性

うつ病を予防、そして治療するためには食事も大事ですが全体のバランスを取るということが最も大事なポイントと言えます。
完璧に規則正しい生活を送ることは出来なくても基本的に規則正しくしようという心を働かせる必要があります。

例えば三食のうち一食だけでもバランスを考える、洋食ではなく和食にするなどの工夫もその一つです。
睡眠時間についても眠る時間が少ないのであれば眠りの質を良くするためにインターネットやテレビは就寝1時間前からは見ないようにするなどの工夫をしてみても良いでしょう。睡眠時間はある程度確保できた方が良いですが休日と平日の睡眠時間にあまり差をつけすぎないことも大切なポイントです。人間の体は寝だめ出来ないので、その点は理解していつもより1時間くらい遅く起きる程度にとどめておきましょう。

運動についても毎日出来ればした方が良いですが週に2-3回するという習慣をつけるだけでも違います。食事、運動、睡眠という人間の体の基本的なバランスを整えることによってうつ病やその他の病気を予防することが可能です。


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