回復までの流れ

うつ病のパターンを知ることの重要性


うつ病においてはパターンを知ることである程度予防することも出来ます。
うつ病はなった後に急に回復するというものではありません。うつ病になったら今は井戸の最も下にいると考えてみてください。
元々は井戸の外にいたのい対して現在は井戸の下という状態です。

そしてそこに螺旋階段を作るイメージをしてみましょう。
階段を上って少し休み、また少し休みながら回復していきます。

治療上の順番から言うと急性期治療、持続治療が必要な時期、維持療法が必要な時期、薬物投与の終了期、回復期、寛解といったように分かれています。
基本的には何度再発しても回復までの道のりは階段を上っていくようなものです。
階段を上るスピードが1回目と2回目で同じというわけではないのですべてが同じではありません。

ですが、基本のラインはほぼ同じパターンをたどるのでうつ病の回復のパターンを知っておくともしも再発したときにも対応しやすいです。また、個々によって違う気分の波についてもパターンを知っておくと対応しやすくなるというメリットがあります。
自分はどのようなときに気分が落ち込みやすいのか、それをどのような思考で解消しようとするかを回復期に観察しておくとよいでしょう。

最終的な回復までの期間について

うつ病の最終的な回復までの期間は短くても2年はかかると考えられます。

まず急性期の治療には少なくとも6週間程度を必要とすると考えられますのでその時点で1か月半です。
次に持続療法を行う期間ですが3-6か月ですので平均として4か月半と考えるとこの時点で急性期、うつ病の発言からは半年が経っています。
そして持続療法の効果が見られれば社会復帰を伴う維持療法期に突入します。
この維持療法の期間が最も長く1-2年間と言われています。

そして最終的に薬を止める薬物投与終了期になります。
薬物投与が終了するまでを完治と考えれば2年以上という見方がうつ病の完治までには一般的です。
薬物投与終了を完治とせず、社会的な完治という観点から見ると維持療法期になるとフルタイムで働けるという方も多いです。
そのことから維持療法期までの期間である半年から10か月程度をうつ病の完治までにかかる期間とする場合もあります。
この場合には薬物治療は終わっておらず定期的な通院などが必要とされているという点に注意が必要です。

回復期の治療に移るべき時期とは


うつ病の症状は重いと死んでしまいたい、自分には存在意義がないと感じてしまうほどのものです。
そのような症状が出るのは急性期です。
急性期を過ぎてくると少しずつ自分を責める気持ちが少なくなり、やがては以前ほど自分を責めなくなります。
とはいっても憂鬱感や作業が手につかないなどの状況を抱えているので持続療法の間はゆっくりと社会生活に溶け込んでいく方法を採用します。
この時点では回復期の治療とは言い難いかもしれません。
社会生活とは言っても完全に仕事などに復帰できる場合は少ないからです。
維持療法期の方がより回復、完治に近い治療の時期です。
維持療法期と持続療法期を分ける、つまり回復期の治療に移るべき時ですが症状に動けないほどのものや本格的な苦しみがなくなり、億劫な感じがしてきたときと言われています。
自殺企図や希死念慮がないのもひとつの条件と言えるでしょう。
日常的な生活を送ることが出来る、自殺についての考えがない、症状の多くを億劫さが占めるようになってきたら社会復帰を本格的に始めていきましょう。
回復期の治療とは言っても治療ですので無理は厳禁です。


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