磁気刺激療法

磁気刺激療法

最近うつ病治療に注目されているのが経頭蓋磁気刺激療法(TMS)です。

この治療法は、瞬間的(1万分の1~2秒)な電流をコイルに流して発生させた磁気によって、脳の神経細胞を刺激します。
10~20ヘルツ(1秒間に10~20回)の高頻度刺激には脳の活動性を高める作用がある一方、1ヘルツ(1秒間に1回)の低頻度刺激には、脳の活動性を抑制する働きがあります。

うつ病では、認知にかかわる大脳の左背外側前頭野の活動性が低下することが知られており、そこを刺激して活動性を高めることによって、うつ病の改善につながります。
このTMSは刺激中の痛み、不快感のほか、まれにけいれんが起きることがありますが、副作用は比較的少ないとされています。

また、電気けいれん療法と違って、全身麻酔や筋弛緩剤投与など、患者に負担となる大きな準備も不要です。
TMSは1993年ごろに始まり、97年ごろから欧米を中心に研究が本格化してきました。

米国の研究では、1種類の抗うつ薬に反応しない、比較的治療抵抗性の程度が低いうつ病患者に対しては薬物療法と同等以上の効果が見られたそうです。


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