薬物療法の現状

うつ病の治療で最も重視されるのが薬物療法です。
治療には患者の症状に合わせて様々な薬が使われます。

多剤併用の現状

うつ病の治療で中心になるのは抗うつ薬です。

このほか、患者の症状に応じて、抗不安薬、抗精神病薬、睡眠薬などの向精神薬も一緒に使われるのが一般的です。最近の薬物治療では近年、多剤処方・大量処方が問題になっています。

治療が長期化していくにつれ、適量をはるかに超えた量の薬が処方され、それがかえって症状悪化に拍車をかけてしまうという問題です。これは、薬が効きやすいうつ病と効きにくいうつ病があるということが医師の間できちんと理解されていないことが原因だと言われています。
すべてのうつ病は薬で治すことができると誤解している医師が、次々に薬を変えたり増やしたりしているうちに、多剤併用になっている例が多いそうです。

このような不適切な服薬を避けるための一つの方法として、薬剤師を活用することが考えられるそうです。
薬剤師は薬について熟知しているはずなので、日頃の服薬についてアドバイスをもらうといいと言われています。
ただし、病院と利害関係が深い「門前薬局」ではなく、自宅の近所の薬局に「かかりつけ薬剤師」を持つことが有効な手段だと言われています。

産後うつの場合の薬

産後うつの場合もほかのうつと同じように専門的な治療が必要です。治療は主に薬物治療とカウンセリングなどの精神療法を組み合わせて行います。
このうち産後うつの治療においてより注意深く行わなければいけないのが薬物治療です。

というのも産後うつで薬物治療を行う時には使える薬が限られているからです。
現状、日本国内で利用されている向精神薬や気分安定のための薬の多くは授乳中には使うことが出来ません。
授乳を選ぶか、薬物治療を選ぶかという2択になりますのでその点は理解してください。

もしも授乳中に飲んではいけない薬を飲んだまま授乳していれば子供に影響が出ることも考えられます。
子供の脳及び体に向精神薬が及ぼす影響についてはまだ未解明の部分も多く、安全とは言えません。
産後うつの治療をする際には授乳中である旨を告げる、今後授乳についてどのようにしていくのかある程度考えて治療を受けるということが大切なポイントです。
授乳可能なタイプの薬物による治療を行っている場合でも、子供の原因不明の体調不良などが続く場合には病院に相談してください。


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