「ご飯を作りたくないな」と感じる頻度が増えていませんか?実は鬱病の初期症状の1つに「食事への興味がなくなる」といったものがあり、最近は鬱病の判断材料の1つとされています。他の家事はいつも通りできるのに、ご飯を作りたくない等の料理への意欲が低下を感じた時は鬱病のサインかもしれません。
なぜご飯を作りたくないのが鬱病のサインなの?
「ご飯を作る」という作業は簡単に見えて実は意外と多くの工程があります。
食事の献立を考えて、買い物に出掛けて、さらに食材を吟味にします。
買い物が終わって自宅に戻れば食材の処理して下ごしらえをします。
そこから調理を始めて料理を完成させる。ご飯を食べた後には後片付けもしなくてはいけませんよね。
ザッと考えただけでこれだけの工程・作業がご飯を作るという作業には含まれています。
鬱病になると、多くの人は「食欲が低下」します。その結果、食べたい物や作りたい物が思いつかないようになり「食事の献立を考える」といった工程に対するハードルが高くなります。
買い物に出かけても食べたい物がハッキリしないので、何かを買えば良いかわからずに疲弊してしまいます。
さらに、鬱病は味覚が鈍くなるので、せっかく作った料理を美味しいと感じなくなってしまうといった悪循環を起こします。
毎日そのような悪循環が起きるとご飯を作りたくないと考えるようになるのは当たり前ですよね。
ご飯を作りたくないと感じたら楽をしてもOK
ご飯を作りたくない等、料理への意欲が低下した際は、無理にご飯を作り続けるのは厳禁です。
ご飯を作りたくない、自分の作る料理が美味しくないと感じた時は、サボってしまっても全然問題ありません。
鬱病も一般的な病気と同じで治療せずに放置していると症状はどんどん悪化してしまいます。
鬱病の初期症状である料理への意欲の低下を感じた時、症状が軽いうちにしっかりと休息を取るなど、鬱病に合わせた治療方法を始める必要があります。
実際に鬱病の治療では、献立を考える必要はない、料理と少し距離を取るように指導します。
料理を作りたくないと感じた時は、以下の方法でストレスを溜めないようにしていきましょう。
スーパーでお弁当・惣菜を買う
最近のスーパーのお弁当や惣菜は、かなり手が込んでいて美味しくなっています。
ご飯を作りたくないと感じた時は、スーパーにある出来合いの物に頼ってもいいんですよ。
でも、栄養が偏り過ぎないように、サラダ等で野菜もしっかりと食べるようにしましょう。
デリバリーで自宅までご飯を届けてもらう
ご飯を作りたくないだけではなく、家から出るのが辛いと感じる日もあると思います。
そんな時は、自宅まで美味しい料理を運んでくれるデリバリーを活用しましょう。
ここ数年でデリバリーサービスを始めた飲食店も多く、様々なジャンルの料理を手軽に自宅で楽しむ事ができます。
選択肢の多さに悩んでしまう事もあるかもしれませんが、一番気になるお店の気になるメニューを食べて元気を蓄えましょう。
外食で気分転換
もちろん、外食で気分転換をするのもおすすめです。
行きつけのお店に行ったり、新しいお店を探したりと、様々な楽しみ方ができるのも外食の魅力だと言えるでしょう。
外食は片付ける必要もないので、ストレスを感じる事なく食事を終えられます。
まとめ
ご飯を作りたくないという感情は、鬱病の初期症状のサインの可能性があります。
そんな時は無理をせず、外食やデリバリーで済ませてしまえばOKです。
辛い事を無理して続けてしまうと、鬱病が悪化する可能性があるので、出来るだけストレスが溜まらないように自分なりに工夫をしてみてください。