「もしかしたら自分は鬱かもしれない」そんな不安に襲われた事がある人も多いのではないでしょうか?近年の日本では15人に1人程度の割合で鬱病を経験すると言われています。しかし、鬱病の判断は素人にはできません。そこで今回は、セルフチェック用に鬱病の初期症状を簡単にまとめてみました。
鬱病の初期症状は意外と多い
前回お伝えした「ご飯を作りたくないは鬱病の予兆?」以外にも鬱病の初期症状は意外と多くあります。
全ての項目に当てはまった人が鬱病の可能性が高いのではありません。
当てはまる項目が1つの場合でも、鬱病の可能性はあります。
少しでも不安を感じた場合は、できるだけ早く病院で専門家の医師に診てもらいましょう。
気分が落ち込む
鬱病じゃなくても気分が落ち込む日はあります。
しかし、鬱病には「気分の落ち込みが長期間続く」といった特徴があります。
気分が落ち込んだ状態が1週間や2週間と長い場合は鬱病の可能性があります。
食欲がなくなる
鬱病は自律神経にも様々な悪影響を及ぼします。
鬱病になってしまうと、胃腸の働きが弱まってしまい食欲が沸かない、食べてもすぐに満腹になる、食後に胸焼けや吐き気を感じるようになります。
睡眠不足になる
鬱病の人の約8割は「不眠症」になると言われています。
不眠は鬱病の代表的な初期症状の1つです。
不眠症といっても人によってタイプが異なり、寝付きが悪い、眠りが浅い、長時間寝ても寝た気がしない等の症状があります。
この中でも、寝付きが悪いといった症状に悩まされる人が多い傾向があります。
元気だった頃と比べると、寝るまでに時間がかかるようになったという人は鬱病の可能性があるので注意してください。
鬱病が重症化しないために試してほしい事
鬱病の治療で大切になるのが「ストレスから離れる」です。
もちろん、お薬での治療・休養・運動・規則正しい生活も必要ですが、とにかく鬱病の原因となるストレスと距離を置く事を意識しましょう。
休養を取る
鬱かもしれないと感じた時は、まずは休養を取る事に努めてください。
人間の体には「傷めた箇所を休ませて回復させる」という自己治癒能力が備わっています。
この自己治癒能力は鬱病にも効果があると言われています。
まずはストレスで疲れてしまった体や脳を休ませて鬱病が悪化しないようにしましょう。
適度な運動と睡眠の質の向上
鬱病と睡眠は強い関係があると言われています。
実際に不眠症の人とそうではない人を比較すると、不眠症の人の方が3年以内の鬱病発症のリスクが4倍高くなる事がわかっています。鬱病を改善・予防するためには睡眠の質を上げる事が大切となります。
適度な運動は睡眠の質の向上に効果があり、ストレス解消にもなります。
適度な運動の習慣化や睡眠の質の向上を意識した生活改善を検討してみてください。
医療機関の受診
先ほどの述べましたが、少しでも鬱病かもしれないと不安を感じた際には、医療機関を利用するのが最も効果的です。
心療内科、または精神科を受診して、医師の方に相談とアドバイスをもらいましょう。
まとめ
鬱かもしれないというのは、誰でも感じる悩みです。
少しでも不安がある場合は、医療機関を利用するのが最もおすすめです。
今回紹介したセルフチェックにある項目に該当する人は、鬱病の可能性があるので無理をしないように気を付けましょう。